「ふざけるな、ふざけるな、馬鹿野郎ォォォ!」
ナタリアの乗った旅客機を撃墜した切嗣・・・
旅客機内はグールだらけになっていた。
ナタリアが暗殺した魔術師は体内にグールを広める蜂を潜ませていたのだ、魔術師の死により蜂は解き放たれ、旅客機内はグールだらけとなった。空港へ着陸すれば、それは地上の多くの人々を危険に晒す事となる。
ナタリアは無事だった、ナタリアだけが無事だった。
彼女は絶対に帰還すると切嗣に言った。 旅客機の操縦も何とか できるらしい。
撃墜までの間、二人は昔話をする。切嗣は自ら頼み込んでナタリアの弟子になったようだ、それはナタリアにとって困惑するものだった。
切嗣は資質がありすぎたのだ、「心と身体を切り離す」・・・殺し屋が普通 何年もかかって成し遂げる事を切嗣は最初から熟していた。
それは、幸せな事とは言えなかった。
切嗣は、フリーランサーとして活動するナタリアと共に行動する事になる。それは世界の真実を目撃する事になった。
世界には紛争が後を絶たず、不当に命を奪われる者達は尽きない。
こんな事を終わらせる為にこそ、父親を殺したのに・・・切嗣は歯噛みする。
ならば こんな事をする奴等を全部 始末するか・・・この時のナタリアの言葉が、聖杯戦争での切嗣の原動力となったのかな?
通信を交わす二人、それは紛れも無く親子だった。共に孤独の身だった二人、互いに寄り添うように生きるようになるのは当然か。
二人は本心を語り、心を通わす、しかし・・・
「あんたは、僕の本当の家族だ!」直後、切嗣は 携行式ロケットランチャー・スティンガーを発射した。
爆発に巻き込まれるナタリア、微かに笑みを浮かべている。この結末が判っていたような、予期していたような・・・納得しているような・・・・・・
多数を救う為に、少数を犠牲とする。シャーレイの殺害を躊躇った為に、あの島の惨劇を防げなかった・・・その経験が切嗣に この行動を取らせたのだ。
しかし この時の切嗣は まだ若い、激しい慟哭が彼を襲ったのだった。
それにしても何と極端な行動なのか・・・そもそも、こうする他に選択は無かったのか?
例えば 空港に着陸後、ナタリアが素早く旅客機から脱出し、その後 ロケット弾でも撃ち込めば・・・
いや、グールは始末できるかもしれないが、蜂は完全に始末できないのかもしれない。
やはり高空を飛行中に撃墜するのが一番 確実だったのか・・・
でも、本当に実行するとは・・・・・・
以前 時臣が、「旅客機を撃墜した」 と言っていたので、こうなるとは思っていた。ただ ナタリアもグール化して、仕方の無い状況にして この結末にするのだろうと思っていたのだが・・・
これが、Fate/Zero と云う物語なのか・・・何とも容赦の無い・・・・・・

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テーマ : Fate/Zero 2ndシーズン ジャンル : アニメ・コミック










































































